鼻が詰まるといろいろ弊害がおきます。口呼吸が増え、喉の乾燥や痛みが出やすくなります。
睡眠障害が起こり、昼間の眠気や頭痛を引き起こし、学業や仕事に支障をもたらします。
よくある原因はアレルギー性鼻炎、鼻中隔湾曲症、副鼻腔炎です。
稀に鼻副鼻腔腫瘍、上咽頭腫瘍由来の場合もあります。
透明な鼻水の原因にはアレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎などがあります。
膿性鼻水には副鼻腔炎、鼻副鼻腔腫瘍などがあります。
嗅覚障害の原因は、鼻副鼻腔炎、感冒、外傷性のものなどがありますが、原因不明であることも少なくありません。
障害部位によって、気導性、嗅神経性、中枢性嗅覚障害に分けられます。
鼻腔内視鏡検査、アリナミンテスト、副鼻腔CTなどを行い、原因精査をします。
治療は原因疾患の治療になります。
鼻入り口の内側にキーゼルバッハ部位とよばれ血管が豊富な部分があります。鼻血の大部分はこの部位より出てきます。頻繁に鼻血が出たら、電気メスで焼いて血を止めます。
稀に鼻副鼻腔腫瘍、上咽頭腫瘍、血液疾患などが原因である場合はあります。
生理的な現象として、鼻水の一部がのどに回るのは誰にもありますが、その量が多くなったりすると不快感を伴います。アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、上咽頭炎でよく見られる症状です。特に最近は、新型コロナウイルス感染症の後遺症の一つに上咽頭炎があります。まず耳鼻咽喉科を受診し、鼻の後方まで観察する内視鏡検査やX線、CT検査でその原因を明らかにする必要があります。治療は原因疾患の治療になります。