耳鼻咽喉科セントラルパーク中野


東京都中野区中野4丁目10-1
中野セントラルパークイースト 1F
tel03-5318-4187

舌下免疫療法

アレルギー性鼻炎に対する根治的な治療法としてアレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法とは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法です。
この中でアレルゲンエキスを舌下に投与する治療法は舌下免疫療法と言います。
この投与を継続的に行うことで症状を軽減させることができます。

当院では、ミティキュア(ダニアレルギー)とシダキュア(スギ花粉症)の2種類の舌下免疫療法を行っています。

舌下免疫療法

受診の流れ

1

まず外来を受診してください。

2

他院で行ったアレルギー検査の結果を持参してください。
もし検査を受けたことがない場合、当院でアレルギー検査を行います。
アレルギー検査結果とアレルギー性鼻炎の重症度を踏まえて、総合的に舌下免疫療法適応の有無を検討します。

3

初回処方は2週間分になります。
投与する量に関しては、増量期(1週目)と維持期(2週目以降)で異なります。

4

初回投与時は、投与後約30分間の院内待機が必要です。
そのため、必ず診察終了1時間前までにご来院ください。

治療期間と頻度

治療期間は3~5年が推奨されています。
毎日一回の服用と月一回の診察が必要です。

開始時期

  • スギ花粉症
    花粉飛散終了後の5月(毎年飛散終了時期が異なる可能があるため、おおよその目安です)から飛散開始の3ヶ月前の11月まで導入が可能です。
  • ダニアレルギー
    通年導入が可能です。

適応年齢

基本は5歳からです。
ただし、高齢者は免疫機能及びその他生理機能が低下しているため、十分な治療効果が得られない可能性や、副作用がより重篤となるおそれがあるため、慎重に検討する必要があります。

当院では下記の患者様に舌下免疫療法を行っていません

  • 1. 減感作療法によりアナフィラキシーを起こしたことがある
  • 2. 重症の気管支喘息
  • 3. 悪性腫瘍、免疫系の異常
  • 4. 口の中に傷や炎症等がある
  • 5. 全身性ステロイド薬を使用中
  • 6. 重症の心臓病、肺の病気及び高血圧症
  • 7. 妊娠中と授乳中の新規導入(ただし、すでに舌下免疫療法を行っている場合は継続が可能です)

副作用

1

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

2

その他の副作用

  • ・口の中の浮腫、かゆみ、不快感、口内炎、舌下の痛みなど
  • ・喉の不快感、咽頭痛、喉頭浮腫、咳嗽など
  • ・吐き気、嘔吐、腹部不快感、腹痛、下痢など
  • ・皮膚のかゆみ、蕁麻疹など
  • ・耳のかゆみ、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなど

投与時と投与後の注意点

舌下錠を舌下にて1分間保持した後、飲み込みます。その後5分間は、うがいや飲食を控えてください。
服用後2時間は、激しい運動、アルコール摂取、入浴等を避けてください。
アナフィラキシー等が出た場合の対応を考えると、家族のいる場所での服用や日中の服用が望ましいです。

詳しい情報は下記のサイトを参考にしてください。
https://www.torii-alg.jp/slit/

  • インターネット順番取り予約
  • オンライン診療

診療時間

  日・祝
9:00〜13:00 - -
15:00〜18:30 - -

休診日:水・日・祝

土曜日午前9:00~12:30、午後14:30~16:30